恵比寿ガーデンプレイスからアメリカ橋を渡り、線路を挟んですぐのところにあるこちらの公園は、ネットに囲われたキャチボールスペースや複合遊具、健康遊具等が充実しています。
読み方は、「えびすみなみいち」(×なんいち)公園です。
広々とした公園からは、ガーデンプレイス周辺にそびえ立つビルやタワーマンションが見え、まさに都会のオアシスと言えます。
こちらの公園には、以前、ダリの絵画に出てきそうな抽象的な形をした白いコンクリート製?の遊具があり、古くから「イカ公園」との愛称で、恵比寿周辺住民に親しまれていたようです。
2010年代の前半に大規模な下水道工事のために閉鎖され、再開時には遊具のラインナップが現在のように全面的にリニューアルされました。新しい複合遊具もイカのような形をしているため、今もなお「イカ公園」と呼ばれています。
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公園の概要と評価
公園名 :渋谷区立恵比寿南一公園
住所 :渋谷区恵比寿南1-26-1
最寄駅 :恵比寿駅東口 徒歩7分
遊具・設備:すべり台付き複合遊具、ブランコ、うんてい、鉄棒、健康遊具、キャッチボールコーナー、トイレ(身障者用あり)
面積 :2,017㎡
年齢別適正(5段階評価):
・0歳 ★
・1歳 ★
・2歳 ★★
・3歳 ★★★
・4歳〜6歳 ★★★★★
・小学生 ★★★★★
複合すべり台の評価(5段階評価):
・滑り具合 :★★★★★
・ユニークさ:★★★★★
・おすすめ度:★★★★
すべり台の特徴:途中の枝分かれはもはや恐怖!対象年齢高めのすべり台
こちらの公園には、比較的大型の複合遊具があり、すべり台が大小2つ(いや、4つ?)設置されています。
4つと書いたのは、大きい方のすべり台は、滑り面が途中で3つに枝分かれしているので、滑り始めは1つなのに滑り終りは3つあるためです。
最初から複数のコースが横並びで設置されているすべり台は渋谷区内でも時々見かけますが、途中から枝分かれしているのはかなりユニークと言えるでしょう。
見た目は楽しそうですが、この構造は実際には結構危険でして、滑る前にコースの狙いを定めないと分離帯に激突してしまいます。
また、分岐後もそれぞれの滑り面が結構急なカーブを描いているので、勢いで手すりにお尻がぶつかり痛いです(大人も試してみました)。
更に、なぜか手すりも最後までついておらず、滑走終盤で左右にコースアウトし、変なところに着地することがあります。実際、我が家の2歳児はコースアウトし、「怖いすべり台だった」と言っていました。
一応、滑り始めのところに「滑る前にコースを定めるように」と注意書きが書かれているのですが、実際に読む子供はどれだけいるのでしょうか(これを読んでから滑ることを想定されている時点でかなり難易度が高い)…。
こちらの複合遊具は正式には6歳以上を対象としており、多くの児童公園の複合遊具より対象年齢も高く設定されています(なので、本来は2歳児が遊んではいけないんですね…)。
あまりのインパクトに、大きい方のすべり台にばかりフォーカスしてしまいましたが、こちらの複合遊具にはごく普通のステンレス製のすべり台も設置されています。そちらは低年齢の子供でも至極安心して滑ることが出来ます。
全体的に非常にユニークな複合遊具で、難易度はかなり高めですので、やはり適正年齢は年長以上かもしれませんね。
その他の特徴:意外と珍しい健康遊具
こちらの公園には、渋谷区内の公園ではあまり多く見かけない健康遊具が複数設置されています。
健康遊具とは、ストレッチをしたり、体のツボを刺激したり、筋肉を鍛えたりするために、遊び感覚で使える屋外器具のことで、児童公園を中心に、広く普及しています。
こちらの公園の健康遊具には、親切にも使い方を示したパネルが設置されています。
パネルを見ながら出来そうなものもありますが、ちょっとわかりにくいものもありました。
総合コメント:広々としたスペースと充実した遊具が魅力の対象年齢高めな公園
こちらの公園は、複合遊具をはじめ、定番遊具が一通り揃っており、都心では珍しい広々としたキャッチボールコーナーや広場がある充実した公園です。
今回見てきた通り、複合遊具は全体的に難易度(危険度?)が高く、未就学児にはハードルが高いことと、スプリング遊具や小さめのすべり台などもないことから、対象年齢が全体的に高めの公園だと言えるでしょう。
大都会のおしゃれタウン恵比寿で、これだけ充実した公園は貴重な存在です。
お子様が枝分かれすべり台を楽しめそうであれば、行かないわけにはいきません。
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